コラム
包丁の切れ味を長続きさせるための7つのポイント。|堺一文字光秀
包丁の切れ味が長続きする
プロが実践する「7つのポイント」
「せっかく良い包丁を買ったのに、すぐに切れ味が落ちてしまう……」
その原因は、研ぎ方よりも日々の「使い方」にあるかもしれません。
包丁の繊細な刃先を守り、最高の切れ味を長く保つために。堺一文字光秀が動画でも解説している、絶対に意識してほしい7つのポイントをまとめました。
目次
1. 食材を入れたあとに「左右にねじらない」

特にカボチャなど硬い食材を切るとき、刃が止まったからといって左右にねじってしまうと、薄い刃先がつぶれたり、大きく欠けたりする原因になります。
また、切った食材を刃先で横に寄せる動作も厳禁です。刃がつぶれてしまうため、食材を移動させるときは必ず包丁の「峰(背側)」で寄せるようにしてください。
2. 包丁の「動かし方」を意識する

包丁の切れ味が落ちる大きな原因の一つは、まな板への衝撃です。真上から叩きつけるように切ると、刃先がまな板に強く当たり、すぐに傷んでしまいます。
包丁を前後に滑らすように軽い力で切ることを意識しましょう。これだけで刃先の摩耗を劇的に抑えることができます。
3. 冷凍食品や骨などの「硬い食材」には使わない

冷凍食品や大きな魚の骨などは、包丁にとって致命的な刃こぼれの原因になります。「少しだけなら」という油断が、一生モノの包丁を傷つけてしまうこともあります。
魚の骨には「出刃包丁」、冷凍食品には専用の「冷凍包丁」というように、用途に合わせた包丁を正しく使い分けましょう。
4. 適切な「まな板」を選ぶ
包丁の切れ味が落ちる一番の原因は、実は「まな板」にあります。ご家庭で多いプラスチック製のまな板は非常に硬く、刃を跳ね返してしまうため、一回切るごとに刃先を摩耗させてしまいます。
「包丁の切れ味はまな板で決まる」と言っても過言ではありません。
刃当たりの柔らかい木製のまな板を使うことで、包丁の寿命は劇的に変わります。
木製まな板の3つのメリット
-
刃を傷めない: 適度な弾力があるため、刃先がまな板に食い込み、刃が潰れるのを防ぎます。
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疲れにくい: 手への衝撃を木が吸収してくれるため、長時間の調理でも手首や肩が疲れにくくなります。
- 食材が滑りにくい: 表面に刃がしっかりかかるため、食材が逃げず、安定して切ることができます。
5. 「食洗器」は使わない
食洗機は高速で水が動くため、水中の小さなゴミなどが刃先に当たり、傷んでしまうリスクがあります。また、強力な洗剤は錆びを呼びやすく、熱風はハンドル(柄)を傷める原因になります。
お手入れはスポンジに洗剤をつけ、峰側(背側)から刃先に向かって洗うようにし、最後はしっかりと水分を拭き取る習慣をつけましょう。
6. 「錆び」の早期ケアを徹底する
錆びてしまった包丁をそのままにしていませんか? 放置すると錆びが深くまで浸透し、まるで虫食いのように刃先がボロボロになってしまいます。
こうなると小さな刃こぼれが頻発する包丁になってしまうため、錆びを見つけたらできるだけ早く「錆び取り」を行うことが、包丁を長持ちさせる秘訣です。
7. 最も大切な「包丁を研ぐこと」
最後に、包丁の性能を維持するために一番重要なのが「包丁を研ぐこと」です。どんなに丁寧に扱っていても、使えば刃先は少しずつ摩耗します。
研ぎ方次第で、切れ味を極限まで高めることも、その鋭さをより長く持続させることも可能です。定期的な研ぎを習慣にしましょう。
-包丁の長持ちさせる道具たち-
家庭用両面砥石#200/#1000

切れなくなった包丁を直すためには砥石が欠かせません。
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荒さの違う砥石が両面になっており、目的応じて研ぎ分けることが出来ます。
錆び取りミラクルクリーン

包丁にとっての天敵である錆び。
特に錆びやすい鋼はちょっとした油断で大きく錆びさしてしまったということがあります。
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四万十ひのきまな板

どんなに綺麗にメンテナンスしても、どれだけ切れるように研ぎ直しても、硬いまな板で切り続けると刃がすぐに傷んできます。
そのまな板を木製に変えるだけでより切れ味を持続させることが出来ます。